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Madrid1日目 in オランダ生活246日目

10月30日(土) 曇り時々雨

スペイン・ポルトガルの旅

激動の一日
今回の旅は、財布をスラれるという非常事態が発生した。
他の日本人が被害に遭わない、もしくは遭った時のために記録しておく。


まず、Enschedeを6時半の始発電車で出発し、一路Schiphol空港からスペインのMadridに向かう。

久々に早起きしたのだが、オランダではもう朝の8時頃まで真っ暗なのには驚いた。
流石にこれでは冬時間に戻さざるを得ないと思う。

お決まりのごとく、easyJetのフライトが遅れ、予定より2時間弱の遅延で、
昼の2時前にMadrid近郊のBarajas国際空港に到着。

Barajas空港はMetroが直結していて、市内までの移動に便利である。
madrid_30_Oct_1

エアポートターミナルT1,T2,T3駅の様子。
この時は、これから起こる災難を全く予想していなかった。。
madrid_30_Oct_2

10回分のMetro切符を10ユーロで購入し、Metroに乗り込む。

スペインの地下鉄は想像より綺麗で、特に治安の悪い感じはしない。パリの方がずっと危険な香りがする。
ただ、日本人らしきアジア人が自分だけだったので、目立っている感じはした。

ともかく、Metro8番線の終点駅であるNuevos Ministerios駅まで行って、
そこからホテルのあるPlaza de Castilla駅の10番線に乗り換えた。

ここで事件が起きた。

途中駅に電車が停車した時、後ろの奴が私の背中にぶつかって来て、
Metroのドア開閉ボタンを押そうとした。

私は、混雑もしてない車内でぶつかられたのに一瞬イラッとしたが
ドア開閉ボタンを押してやった。

そうすると2、3人が勢いよく飛び出していく。

嫌な予感がした私は、その時、斜め後ろにあったショルダーバックを確認する。

ショルダーバックのチャックが開いている。
この瞬間、寒気がした。

すぐにバックの中身を確認すると、財布が無くなっている。

さっき切符を買ったので確実に財布はバックの中にあるはずなのだが、
混乱して、「もしかしたらキャリーバックの方にいれたかもしれない」などという妄想がよぎる。

その内に、ドアが閉まりそうになるので、そのまま乗っている訳にもいかないので降りる。
その間も財布の無いバックを無意味に探り続ける。っが、当然、財布は無い。

スリを追わなければっ。この時点で半ばパニっくである。
出口につながる通路をダッシュし、前に歩く怪しげな男がポケットに何やら入れているのを見て、
その男の腕をつかむが、男はなにも持っていないよ、みたいなジェスチャーをする。

私は一応、謝罪して引き下がる。※現行犯で捕まえる以外はもはや危険なだけである。
もうこの時点で、人影がきわめて少なくなる。この駅は全く栄えていないところにあるようだ。

周りにはツアーリストもいない。

とにかく、駅から出ようと思い、改札を抜ける。
だが、ここは寂れたエリアで、警察署の雰囲気も無い。

すぐに引き返してまたMetroの駅に戻る。ここで10回分の回数券の2回目を使う。

この時は、心音が聞こえるほど心拍数が上昇する。
なんせ、私の財布には、現金、クレジットカード、オランダの滞在許可証等、すべてが入っていたからだ。
一文無しである。

混乱する頭の中で、ともかくホテルに行こうと思った。
そして元のホームに戻る。

そうすると丁度、電車が出発した後で次の電車まで6分と表示された。
ここで、携帯電話を利用してクレジットカードなどの停止を行おうとする。

が、しかし日本から持ってきているiPhoneは圏外となっており使えない。
もうひとつオランダのプリペイド携帯を持っていたので、それを使って予め
調べておいたクレジット会社の緊急ダイヤルに電話する。

しかし、オランダ語のアナウンスが流れた後、自動で切れて繋がらない。何度やっても同じ。
どうも、この番号にはかけられないといったメッセージのようだ。

クレジットカードを止めれないことが更に混乱を招く。
次の電車を待つこの6分間は生きた心地がしなかった。

同じく電車を待つ人が皆、犯罪者にみえてくる。

※ただ、反対側の路線に元々私が待っている路線に乗っていた人物を見かけたので
そういったのは本当にスリかもしれない。スリは基本的に手ぶらだ。

電車を待つ間、Metroのセキュリティ関係者がいたので、財布を盗られたことを英語で言ったが、
まったく通じない。英語はわからん、無理、無理。みたいなそっけない対応である。

ここまで英語が通じないとは正直思って無かった。
オランダでは誰もが英語を話すため、すこしその感覚に慣れ過ぎた。

ともかく、電車が来たのでそれに乗って、ホテルのあるPlaza de Castilla駅に到着。
駅からすぐ近くのホテルだったので、5分ほどで到着。

この時、既に財布を失ったバックを手で押さえ、用心しながら動いたが、
空しさだけが残った。

まずホテルに向かった理由は、事前にクレジットカードから予約した一泊分の料金が
すでに引き落とされて、清算されていたことを知っていたからだ。
これなら文無しでも泊まることができる。

さらには、ホテル従業員なら英語も通じるだろうから財布を盗まれたことを伝えれば
なにか対処してくれるかもしれないという期待を抱いていた。

ところがである。。

まず、英語は通じた。そこで、たった今、財布を盗まれたことを伝えた。
それをきいたホテルスタッフは特に驚いた様子もない。

私はたまらず、警察署の場所を聞く。
そうすると地図を開いて、ここから二駅先にあるという。

期待外れの淡々とした対応に深く失望する。

警察署が駅から近いことを確認後、チェックインをし、キャリーバックを部屋に置く。

パスポートなどの必要なものだけを持って、ホテルを出て警察署に赴く。

幸いMetroの回数券を買っていたのでそれを使って警察署のあるBarrio del Pilar駅まで移動。
駅の改札で、窓口の人に警察署はどこかと聞いたが、これも全く通じず。
なぜpolice stationすら通じない。。

ともかく、適当に駅からでると幸いにも本当に駅から近くに警察署はあった。

ただ、いかにも地元警察署といった雰囲気だったので不安を感じつつも署内に入る。
すると、警察官が2、3人いたので、必死に財布を盗まれたことを説明。

しかし、まったく通じない。金を失ったといっても通じない。

そうこうしている内に警察官が5、6人に増えた。
英語話せる奴はいないかと聞いているが誰もいない。

ただ、話している内にstolenという単語を一人の女性警察が理解し、やっと分かってくれた。
そうすると、署内に貼っている電話番号らしき番号にかけろと言ってくる。

私は電話が使えないことを説明するが、これまた通じない。。

すこしそうしたやり取りが続いた後で、年配の警官が付いて来いといったジャスチャーを
するので、署内の奥についていった。

そこで、その警官が何やら電話をかけている。
英語か日本語が分かる人に連絡をとっているみたいだ。
私はパスポートを見せて自分が日本人であることをアピールする。

まぁ、電話をして話のわかる人につないでくれるのは有難いが、途中、その警官がスペイン語で
私のことを、yellowがどうのこうのいっているのには、腹立った。

ともかく、その電話を渡され、ここからは被害の報告である。
最初は英語だったのだが、幸い日本人女性に対応してもらったので、日本語でのやり取りになった。

まぁ、スペインはスリなどの被害が日常茶飯事なのだろう。
決まり切ったことを形式的に質問され、それに答えるといったことが30分は続く。

私は事前に財布の中身をメモしていたので、思い出す必要はなかった。
財布を盗られたことによって、相当頭が混乱するので、メモは必要だろう。。

私の混乱具合は、被害の報告をする時、

「サイフをトウナンにあいました。」が
「トウフをサイナンにあいました。」と言ってしまう程である。

この時は少し自分でも笑った。

ともかく、被害は以下の通り。

・現金 300ユーロ程度
・VISAカード(個人用)
・VISAカード(法人用)
・オランダ銀行カード
・オランダの滞在許可証
・大学の従業員カード
・オランダ国鉄のOV chipkaart(Suikaのようなもの、チャージもしている)
・ゴミ箱開閉カード
・ブルガリの財布

何時頃、どこで?どうった鞄からどのように盗られたかといったことや、
財布の色、形。各種カードの内容などを聞かれた。

待ち時間の間に、プリペイド携帯で大使館やVISAに連絡をしようと
ガイドブックの電話番号にかけるが相変わらずオランダ語のメッセージが流れて繋がらない。

そこで、VISAカードの停止をまだしていないことを告げ、
念のため、VISAの緊急盗難用番号を聞いてみたが、わからないと言われた。

正直、スペイン警察は何の役にも立ちそうにないのがひしひしと感じられた。

しかも、私がいった日本語の被害内容をスペイン語の公式書類を発行するために
翻訳するらしいが、その日本人と近くにいるらしきスペイン人が談笑する声が聞こえ、
何度か笑い声が聞こえてきた。

こっちは財布を失い、一文無しでこれからの不安が高まっている時に何の配慮もない対応。
正直、これが一番むかついた。

スペインの警察はあてにしてはいけない。


ともかく、その電話で書類の番号を教えられ、その番号を現地の警察官に告げると
盗難証明書(Police report)を発行してくれた。これが今後の保険の際に有効になってくる。
っといっても私の場合、被害が現金と各種カードが主なので、保証が効かない。。

これで手続きは終りだと言われたが、私は警察署の電話を借りて
大使館に連絡することにした。

ガイドブックに乗っていた大使館の番号に電話をかけると、無情にも自動音声で、
大使館の開館時間が流される。大使館は土日、祝日が休みなのだ。。

ただ怪我などの緊急時は1番をプッシュしてくれとアナウンスがある。
盗難は緊急なのかどうか迷ったが、私にとっては一大事なので1番をプッシュ。

ほどなくして、英語スタッフが応対した。
私が財布をスラれたことを話すと、どうもパリの日本語対応のところを教えると言う。

それを教えてくれというと、そのままパリの所に電話が転送された。

ここは日本語対応だったのだが、電話の応対にでた人に聞くとどうも大使館とは直接関係ないようだ。
ともかく、私は大使館の対応を諦め、ここでVISAの電話番号を聞く。
VISAのスペインでの緊急対応番号を聞いた後、この電話を切る。

そして次は、教えられた番号にかける。ここでも日本語対応であるのは有難い。
そしてVISAカードの停止を伝える。少し落ち着く。

VISAから緊急用カードの発行をするかどうか聞かれたので、発行してほしいと伝えたが、
普通のカードだと発行手数料が10500円かかるようなので、手数料無料の法人ゴールドカードの
緊急用カードの発行を依頼した。

ここで更に私にとって有難かったのは、緊急用現金の送金サービスである。
こちらに現金を送付してくれるというのだ。

私は500ユーロ分の現金の送付を依頼した。

VISAの担当者からは三時間以内に連絡すると伝えられ、もし電話が無い場合は掛けてくれと言われて
電話を切った。

最初の電話から一時間ほどたっていたが、この際、上司の警官から私の対応をしてくれている
若手警官に、早く電話を切らせろという命令がでているらしく、電話を切れ切れととにかく五月蠅かった。

こちらとしては、是が非でもこの電話を切るわけにはいかないので、
この電話は無料だし、緊急だから頼むといって切らなかった。

スペイン警察は役に立たないどころか、被害者への配慮も無い。


とりあえず、ある程度の目的を終えた私は一応、お礼をいって警察署を後にした。

地元警察署。
madrid_30_Oct_3


またMetroに乗ってホテルに帰った私は、ここでオランダの銀行の口座停止手続きをしていないことに気が付く。
オランダ銀行カードはIC内蔵のデビットカードみたいなもので、特殊なハードウェア端末と組み合わせて
インターネットバンキングも可能である。
ただ、止めようにもオランダ銀行の緊急連絡先がわからない。

ここで、オランダにいる知人に連絡して、その銀行の緊急連絡先を教えてもらう。
そうしている間に、ホテルの無料Wifiサービスを利用したいとフロントに伝え、IDとpassを発行してもらい、
なんとかインターネットがつながる環境に。
私は基本的にwifi無料のホテルを予約することにしているが、今回、これが大いに役立った。

まずは教えられた銀行の緊急連絡先にプリペイド携帯で電話してみる。
がっ、これが繋がらない。。

諦めて今度はiPhoneからskypeを利用してかけてみる。
幸い、事前にskypeに10ユーロほどチャージしていたので、これでオランダ銀行にかけることができた。
しかも電話料金は、5分、10分の会話で0.5ユーロほどしかかからなかったので格安で助かった。

しかしながら、私の貧弱な英語力とskypeのために音声が割れているようで、
口座の停止を告げるのがなかなか困難だった。

いかんせん、自分の口座番号をいってもどうも聞き取れていないようだった。

ともかく、なんとか銀行口座をブロックする手続きが完了したようだ。
この後、不安になって再度電話したが問題なくブロックできていた。

この時点で17時になってあたりは暗くなり始めていた。
何度も言うように今はまったくの文無しなので何もすることが無く、ホテルでVISAからの連絡を待った。

この間、wifiを利用して大使館の情報を調べたり、youtubeで動画を見ることで心を落ち着かせる。

3時間が過ぎてもVISAからの連絡がないので、こちらからかけようとするが、
skype、プリペイド携帯ともにかからず。
コレクトコールでの電話はできないようだ。

仕方が無いので、ホテル周辺の公衆電話を探すが見つからず、
辺りが暗くなり始めたので、早々にホテルに引き返す。

ホテルのフロントに聞くと、ロビーにある電話とホテルの部屋にある電話を使えと言われた。
まず、ロビーにあった電話からコレクトコールの番号に掛けようとするが、3桁か4桁の緊急電話以外は
お金をいれないとかけれないシステムのようで、駄目だった。

そこで、フロントに部屋にある電話を使いたいがコレクトコールの場合、お金が発生しないか
聞いたが、なんか理解したのかしていないのかよくわからない返答だった。

私はもう多少お金が発生しても明日、お金が入ればどうにかなるだろうと思い、
ホテルの電話を使って、VISAに電話することにした。ホテルなので0発信が必要だった。

ともかく、ヨーロッパのVISAのコレクトコール番号にかけると
どうやらアメリカ、フロリダのサポートセンターに繋がるようだ。

ここで事情を説明し、カードの停止の確認と緊急用カードの発行、現金の送金について聞くと
後、20分ほどで手続き完了の番号ができるというので、完了したら折り返し掛けると言われて電話を切る。

ただ、ここでも40分以上まったが電話がかかってこないので、こちらからまた電話をかける。
そうすると、今ようやく番号ができたという。
ちなみに、ここで緊急カードの再発行が4日後の火曜日、最悪の場合は5日後の水曜日だと告げられる。
※土日を挟んでいて対応ができないらしい。

正直、この遅さには驚いたので、緊急カードの発行は取りやめて、現金に送付だけを依頼する。

そうして現金の受け取り方を教えてもらった。

受け取る場所は、VISAの提携銀行かあるいは、その銀行系列の両替所となる。
提携銀行はWestern Union銀行。両替所はChange Expressというらしい。

そこにVISAから電話で教えられたコントロール番号とパスポートが必要となる。
このコントロール番号の発行に時間がかかったようである。

私はよくわからない両替所での現金の受け取りは不安だったので、
銀行の詳細を聞いたが、よく考えると明日は日曜日で、両替所しか空いてないのに気づいた。

まぁ、不幸中の幸いとして、両替所は10時から17時(?)まで月~日まで休みなしのようなので助かった。

両替所の場所の詳細を聞いて、電話を切る。
その後、wifiを使ってiphoneで両替所の場所を地図でよく確認。本当にiphoneには助けられた。


手元に残ったのは、Metroの回数券。10回分。
既に4回使用しているので残り6回。今の全財産。
madrid_30_Oct_4

ホテルからの景色。
madrid_30_Oct_5

これで今日の激動の一日は終了。
もちろん、一円も持っていなかったので夕飯を食べれず。
今日一日、食べたのは早朝にりんご一つ。(しかも不味かった。)

盗難ダイエットである。


一応、私がスリにあった時に不幸なこと、幸いだったことを挙げておく。

<不幸だったこと>
・スリにあった。
・現金、カードが一緒の財布に入っていて全て失った。
・言葉が通じない。
・人が親切でなかった。
・Madridは糞。

<幸いだったこと>
・パスポートが無事。
・VISAの緊急キャッシュサービスを受けることができた。
・Metroの回数券を持っていた。
・一泊目のホテルが既に清算済みであった。
・WifiでiPhoneが使える環境だった。


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